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TAMA会員企業の(株)山下電気設計 (代表取締役 山下 靖) さんが米国テレビ芸術科学アカデミーより、2001年度「エミー賞」を受賞されました。おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

<報道資料より>
 (株)山下電子設計は、米国ニューヨーク市マリオットマーキーズホテルにて、10月16日(現地時間)、米国テレビ芸術科学アカデミー(The National Academy of Television Arts & Sciences)より、「デジタルHDTVアップコンバータの先駆的開発達成」に対して、2001年度「エミー賞」を受賞しました。
 山下電子設計は、コンピュータ映像をそのままテレビで放送することが困難であった時代に、世界に先駆けて”スキャンコンバータ”を開発し、放送業界や映像業界に貢献してきました。その後、デジタル放送の開始と相まってHDTVに代表される高精細度、高画質化時代に合わせて、画像処理技術の粋を集めてあらゆるフォーマットに対応した高性能各種コンバータを開発し、市場導入を進めてきました。
 特に、米国市場においては1997年の地上波デジタル放送開始と同時に、525から1080iへの変換にHDアップコンバータ「HSC−1125D1A」を導入し、主要テレビ局をはじめ各プロダクションにも広く納入されてきました。HSC−1125D1Aはコンポーネントデジタル信号をリアルタイムでデジタルHDTV信号に変換したり、60Hzおよび59.94Hz,1035iから1080iまたオプションとして720Pにも対応しています。変換画像の画郭設定は3モードあり、水平垂直イメージエンハンサ機能も内蔵しております。
 3大ネットのひとつ、NBCでは1999年4月以来、ジェイ・レノの「ツナイト・ショー」のHDTV放送にこのアップコンバータを使用しており、HDプロジェクトマネジャーのジョージ・ハミルトン氏は「HDアップコンバータ機器選定にあたって、機能はもちろんサイズ、価格面においても、山下電子設計のアップコンバータは最適であった。導入以来、丸1年、週5日間使用し続けているが、故障もなくたいへん満足している」と語っています。また、ソルトレイク市にあるKSL−TVのチーフエンジニア・ブレント・ロビンソン氏は「1999年10月から全番組をHSC−1125D1Aで1080iにアップコンバージョンし、毎日24時間DTV放送している。高性能で経費節約にもつながり、アップコンバージョン機能を十二分に発揮している」と述べています。
 米国テレビ芸術科学アカデミーのスタンレー・ヒューバート会長は、「テレビジョン放送の歴史の中で、今日ほど名実ともに信じられないほどの発展を遂げているすばらしい時代はありませんでした。われわれ科学アカデミーは、この素晴らしい技術達成に対して心からお祝い申し上げます。「エミー賞」授与は最高の証であり、貴社にとっても最高の誇りとなるでしょう」と受賞に対するお祝いのメッセージを寄せてくれました。
★エミー賞について
★山下 靖 代表取締役の「エミー賞」受賞スピーチ