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例紹介2:「岩手大学地域共同研究センター紹介」
○岩手大学地域共同研究センター センター長 清水健司
4月からセンター長になったが1NS気分が抜けない。言葉に気をつけろと言われている。小野寺先生と紹介する。岩手大学は農学部、工学部など4学部、453名の教授がいる。研究と教育に加えて、地域貢献をするのがセンターの役割だ。
県内に5大学あって、その学長会の設置や、各市と相互協力協定を結んで各地域で産学連携のフォーラムなどもしている。地域連携推進本部を大学内におき、きちんと取り組むということをしている。
平成14年には文部科学省から、地域貢献特別賞を得ている。相互友好協定では釜石市、北上市、宮古市など県内7市と結んでいる。
センターそのものは平成5年に設置した。全国29番目の設置だがINSなどの支援で積極的に動かしていただいた。センター長は5代目である。いま、増築して規模を拡大している。増築部分にはインキュベーション施設も設置した。
機械装置に約10億円分投資して設置している。これが無料で使えるので活用していただきたい。センターとしては共同研究を始め、インキュベーション施設が来年の2月にスタートする。そこで足固めをしていただければと思う。
専任助教授と職員が地域共同研究センターのスタッフである。及川先生はリエゾン担当の専任教授として文部科学省からきてもらっている。厳しい先生である。外部資金の調達ということで仕事をしてもらっている。
4月からきていただいているのが小野寺先生でリエゾン担当である。岩手産業振興センターからは山崎先生など2人来ている。滝沢村他の自治体からも来てもらっている。地元企業との事業などもやってもらえるようになっている。総勢12名で取り組んでいる。

○専任教官 助教授 小野寺純治氏
端的に言うと、スペースを作って、専任教授をおいて研究をしているというものである。岩手大学の特徴は、共同研究が年間133件で13位という位置だ。共同研究件数がかなり多く、岩手県内の中小企業とのお付き合いがかなり多い。一昨年の12位からは順位は少し下がり昨年13位なった。教授の数は岩手大学と東京農工大が500人を切っていて、東京農工大は農工のみであるので、人文科学もある岩手大学はかなり手一杯だ。133件をおおきく超えることはないので大型研究開発の制度を増やしていきたい。現在、科研費Aのほう大きくよいが大学の序列の上文科省ものはこないので、経済産業省さんのほうにプレゼンをして採択を受けてやっている。これまで人がやっていた鮭の内部をMRIをつかって見て処理するようなものもやっている。
地道に鋳鉄の研究や錆びない金型の研究、農学部では雑穀でのパン、豆腐を高機能化するなど地元の企業と開発する取り組みをしている。
北上市からの案件として、1億4千万円いただいて、大学干潟技術研究センターを4名体制でやっている。大学発ベンチャーも3社できている。アイカムスラボでは、取締役に大学の先生も入り、ポケットにはいるほどの携帯電話用プリンターの開発なども出来ている。
イブニングフォーラムとして取り組んでいるのは先生に集まっていただいて企業の考えをきいてもらう交流をしている。岩手県内には多くの組織があるので2月に1度あつまって情報交換している。
外部資金の獲得が大きなテーマで、どうすれば取れるかを取り組んでいる。また、今度、企業ネットワークいわて2003in東京を帝国ホテルで開催する。岩手大学の取り組みなどについてもしゃべることにしている。
今年、岩手大学地域業同研究センターも10周年を迎えて10周年記念イベントとして産学官連携のフォーラムなどを実施する。パネルディスカッションなども行う。関先生にもパネラーに参加して頂く。パネルについては、飲み会の周辺にパネルをおいて、飲んで建設的な意見を出してもらおうということにしている。