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事例紹介5:「地方における産学官連携」
○花巻市起業化支援センター 主任研究員 佐藤利雄氏
花巻のセンターの話をする。レジュメとセンターのパンフレットを入れている。
かつて横須賀の富士電機に勤務していたが、Uターンで花巻に戻った。専門はマイクロ関係であったが、今はまとめあげている食品や洋服などは数値では動かない。おいしい、きれい、良いもの等であり数値ではない。産学官連携は難しいと言われるが、ポイントはそこだ。数値化するのは大学の協力がいるだろうが企業の力との連携でありそこが産学連携のポイントだろう。
先程来いろんな話があったがうまくいっているのはINSのおかげである。また、花巻には工業クラブがあって会員は130社の有志、任意団体である。最近は親睦団体になりつつあったが、最近ではISO取得支援などをしている。工業クラブの存在が大きくなっている。クラブに入っていない企業も多いが、そういう企業も訪問している。
平成8年から共同研究をしている実績もある。起業化センターを卒業してからは、継続して事業化した人、廃業した人もある。元気なところは取り上げられているが、そうでもないところもある。一番大事なのは先生からのアドバイスである。マーケティング支援などで県の事業を使っている。
守備範囲は、研究会を平成13年から開始し、14年頃から本格的に開始し、数社を支援している。最近はグループ化しても商品を生み出さないといけない。さきほど企業と大学の連携強化でイブニングフォーラムがあったが、花巻版では5時、6時から人数を少なくして個別に会わせて交流会を開いている。とかくこうした交流はたくさん集まると成功といわれるが、半面話したい人と話せないというのがあり最大で15〜20名程度の交流を増やし岩手大学の共同研究センターに繋げたいと思っている。
最後に。関先生からあった3つのとりくみをおこなっている。常に明るく元気に笑顔で素早い対応、できることから取り組み相手が動かなければ自分から動く、否定語は使用しないと言うのがモットーだ。アントレプレナーの福島先生の話からも感じている。我々が動かないといけない。やめる論理、できない理屈は単につくれる。